【EnjinWallet】Enjinウォレットの使い方

ブロックチェーンゲームは、ゲームキャラクターやアイテムをトークン(NFT)にすることで、売買や別のゲームとのコラボを可能にします。

ですが現在のトークン規格(ERC721)には様々な問題があります。その問題点を改良したのがERC1155という規格で、EnjinウォレットはそのERC1155に対応したウォレットになります。

このERC1155は今後様々なゲームで使われる予定で、成長するNFT市場の中心となっていくかもしれません。

そんなEnjinウォレットの登録と使い方を見ていきましょう。

Enjinについて

Enjinはブロックチェーン業界では古株となる2009年に設立され、公正さを持つゲームエコシステムの構築を目的としています。

これまでゲームのキャラやアイテム等のデータは、ゲームの運営側が持っており、所有権も当然運営側にありました。

ですがイーサリアムのトークン規格であるERC721を用いることにより、ノンファンジブルトークン(NFT)として、ゲームのアイテムデータを売ったり、買ったり、個人が自由に管理できるようになりました。

EnjinはこのERC721を改良し、より実用的なERC1155を作り出しました。

Enjinの特徴をまとめると以下のようになります。

  • ERC721と異なり、イーサリアムアドレスにアイテムをまとめて送受信することができる。
  • 手に入れたNFTはMelt(破壊)することでEnjinCoinにすることができる。
  • Unity対応のSDKがあり、ゲーム開発者がブロックチェーンの深い知識がなくても導入できるようになっている。
  • あるゲームでトークン化されたアイテムを、別のゲームに移動させても使えるようにする、「マルチバース」を推奨している。

Enjinウォレットのダウンロードと登録

EnjinウォレットはNFTの所有・管理を手軽で簡単に行えるように開発されました。

QRコード読取によるNFTの受取り機能を持つため、ゲーム会社がツイッターなどで公開するQRコードを読み取ることにより、様々なゲームアイテムを手に入れることができます。Enjinウォレットを入れておくだけでオトクかもしれません。

Enjinウォレットのダウンロード

公式のホームページからダウンロードができます。

Android、IOSに対応しています。

Enjinウォレットの作成

ダウンロードして実行すると「ウォレットの作成」「インポート」を選択する画面が出てきます。

既にイーサリアムウォレットをお持ちの方は「インポート」することで普段使っているウォレットを利用することができます。(Enjinはイーサリアムネットワークを利用しているため)

今回は「ウォレットの作成」から行います。

ウォレットの作成を押すと、規約が出てくるので一応読みましょう。

その後、右下の「同意します」を押します。

パスワードを設定します。

絶対に忘れたり、失くしたりしないように気を付けて下さい。

パスワードの確認を行います。設定したパスワードを再び入力します。

次に表示するコインを選びます。書いてある通り、これは後から追加できるため、とりあえずメインで使っているものを表示させると良いでしょう。選択したら右下にあるウォレットの作成を押します。

表示しないコインを捨てるというわけではないので、見たいものだけを表示すればOK。

これでウォレットが作成されました。

ですが画面上に警告が出ている通り、バックアップをした方が良いため、次はバックアップを行います。

「バックアップ」のボタンを押すと、4つの単語が表示されます。全部で12個あり、パスワードと同様に重要なものなので、必ずメモをとるなどして失くさないようにしておきましょう。

仮想通貨のウォレットは運営がパスワードを管理していないため、失くしてしまうとそれっきりで、誰にも元に戻すことができません。管理にはくれぐれも注意して下さい。

次にこれまで表示された12個の単語から、いくつかの単語の入力を求められます。

それらの入力が終わるとウォレットの作成とバックアップ完了です。

Enjinウォレットの使い方

基本的な仮想通貨の送受信に関しては、他のウォレットと全く同じ形で使用できます。

面白い機能として、アイテム(NFT)のQRコード受取りがあります。

下は過去のものであり、もう入手数制限を超えてしまっているのでアイテムをもらうことはできませんが、このようなQRコードがゲーム公式からTwitterなどでお知らせされます。

QRコードによる受取りは、ハンバーガーメニューから「QRコードをスキャン」を選択します。

すると配布されたゲームアイテムを受け取ることができます。今回は「FrozenEnjin」というアイテムがもらえました。

もらったアイテム(NFT)を破壊することもでき、この「FrozenEnjin」の破壊により、5Enjin(仮想通貨のEnjin coin)手にすることができます。

「Fozen Enjin」はこのアイテム破壊(melt)を学ぶためのものだったり。

まとめ

今後Enjin対応予定のゲームとして

・ 9Lives Arena
・ War of Crypto
・ Age of Rust
・ Crypto Fights
・ Cats in Mechs

などがあり、注目のタイトルが多いため、今のうちにEnjinウォレットを導入しておきましょう。

また、Enjinは様々なゲームで同じアイテムを使うことができるマルチバースが期待されています。

こんな感じで1つのアイテムが様々なゲームで登場します。

今後Enjinはブロックチェーンゲームに大きな影響力を持つことは間違いなく、今後も動向には注目です。