2019年3月9日、10日ベルサール秋葉原にて「Neo Game Conference」が開かれました。そこで新作ブロックチェーンゲーム「JobTribes」の制作発表があったのでご紹介します。ゲームについて調べていくうちに無条件で応援するゲームであることが確定しました。詳しくは「まとめ」で。
目次
JobTribesとは?
「JobTribes」は 「Digital Entertainment Asset」が開発するブロックチェーンゲームで、「日本の給料&職業図鑑」という、様々な職業をゲーム風のイラストと文体で解説する、シリーズ累計36万部突破の人気書籍をゲーム化したものです。

制作発表
ゲームコンセプトの説明

開発元である「Digital Entertainment Asset」CEO 山田 耕三氏が「Jobtribes」のコンセプト説明を行いました。
写真にもあるように
1.ゲームの概念を変える
2. クリエイターを守る
3.所有の概念をアップデートする
これらのことを「Jobtribes」は目指していくようです。
まず「1.ゲームの概念を変える」ですが、『「Jobtribes」はプレイ無料とし、多くのスマホゲームで採用されているガチャ依存のビジネスモデルではなく、「課金排除」をする。』とまで仰っていました。そのかわりに「デジタルアセットオークションによるDEAP経済圏の構築」を行っていくそうです。

プレイヤー同士のオークションによるデジタルアセット取引所(ART AUCTION)を運営し、各種手数料をもらうようなビジネスモデルであると考えられます。
「2.クリエイターを守る」とは、デジタルアセットの作者に対し、買取的な1次配布だけでの利益還元だけでなく、スマートコントラクトにより2次配布でも作家にお金が入るような仕組みを作っていくとのことでした。
「3.所有の概念をアップデート」は、アセットを所有すること自体が、所有+αとなる、クレジットカードの特典のようなものを付与していきたいと説明されていました。

これはゲーム内に留まらず、ゲーム外でも特典・特権を得られるような仕組みにし、これまでの所有に対する概念を変えていきたいとのことです。
トークセッション

・樹林 伸氏
(漫画原作者:「金田一少年の事件簿」や「サイコメトラーEIJI」など)
・山田 コンペー氏
(「日本の給料&職業図鑑」作者 給料BANK運営)
・吉田 直人氏
(株式会社イオレ代表取締役社長)
・釣崎 宏氏
(株式会社テコテック代表取締役社長)
・大津 民地氏
(ゲームプロデューサー)
・森 和孝氏
(弁護士:Everchedsのシンガポールデスク責任者)
・伊藤 雅雪氏
(スペシャルサポーター/WBO世界スーパーフェザー級チャンピオン)
トークセッションではこれからのJobtribes開発に向けての意気込みを皆さん語られていました。ちょっとまとめてしまいますが
ブロックチェーンというと、割とお金の話に行きがちだが、コンテンツファーストで面白いものを作っていく! ストーリーで、イラストで、ビジネスで夢を与えるプロジェクトに!
皆さんのワクワクする気持ちが伝わってくるトークセッションでした。
プレスリリース
実は制作発表よりも@pressのプレスリリースが1番情報を出しています。
https://www.atpress.ne.jp/news/179120
2019年夏に体験版、2020年2月に本格リリース予定。
職業によって「Business job」や「Freelance job」「public job」など5つのジョブトライブに分かれ、覇権を競い合うファンタジー世界。
ゲーム「JobTribes」は誰でも無料で、ファンタジー世界に飛び込みストーリーやカードバトルを楽しむことができます。ゲーム中で出会う「職業カード」は世界のトップクリエイターたちが描き下ろしたもの。
ブロックチェーンにより管理されたデジタル・アセット(アート)は個人の資産として保護され、所有者は下記のような様々なメリットを享受します。
・ゲームJobTribes内で、特別なエフェクトやサイドストーリーの享受
・ゲーム外での、オーナーコミュニティへの参加 など
人気絵師のカードには間違いなく高値が付きそうです…。
制作に参加するクリエイターのチェックはしておくべきでしょうね。
まとめ
開発元である「Digital Entertainment Asset」はシンガポール法人であり、ホームページやtwitterアカウントも既に英語で用意しているなど、制作発表でも仰っていましたが、「世界的に殴り込みをかける」気マンマンです。
この記事を書いていて制作の皆さんについて調べていたのですが、吉田 直人氏(株式会社イオレ代表取締役社長)、大津 民地氏(ゲームプロデューサー) 、そしてキャラクターデザインで参加予定の巨匠、美樹本 晴彦氏…このお三方で共通のゲームがありました。
セガサターンのゲーム「クオヴァディス」です!!
……え?ご存知ない?……ですよね。
私がプレイしたのは「クォヴァディス2~惑星強襲オヴァン・レイ~」ですが、とてつもなくなつかしい気持ちになりました。

クオヴァディスの制作時、吉田直人氏は制作会社グラムス社長、大津 民地氏はゲームシナリオ、美樹本 晴彦氏はキャラデザ…と
かつての戦友が再び…といった感じなのでしょうか。これはもう無条件で応援します!
今でも結構なファンはいるはず…。