「The ABYSS」の使い方【ゲーム販売プラットフォーム】

「The ABYSS」は仮想通貨を利用したSteamのようなゲームプラットフォームになります。開発中であったクライアントが先日公開され、少しずつプラットフォームの形ができ始めてきましたのでご紹介します。

The ABYSS

「The ABYSS」は仮想通貨(ABYSS)を利用したゲームプラットフォームになります。

「仮想通貨が使えるSteam」と言えば想像しやすいかもしれません。とにかくリファラル(紹介制度)が強力で、ゲームを知り合いに紹介し、多くのプレイヤーを獲得することができれば、大金を稼ぐことも夢ではありません。

2018年のICOの際、世界初となるDAICOを行ったことで知られ、16億円ほどを集めています。トークンセール時は1ABYSS=0.08ドルで売り出されましたが、その後は仮想通貨の下落相場もあり、現在(2019.5.14)は1ABYSS=0.007ドルとなっています…。



ABYSSの特徴

まだ開発中のものは多いですが、ABYSSの機能として特徴的なものを上げます。

・ 強力なリファラルプログラム
ABYSSの最大の特徴といって良い部分です。5段階のリファラル(紹介)制度があります。AさんがBさんにゲームを紹介すると、Bさんがゲームで使ったお金の4%が仮想通貨ABYSSでAさんに支払われます。その後、BさんがさらにCさんにゲームを紹介すると、Cさんが使ったお金の2%がAさんに……と、5段階のピラミッド型のリファラルネットワークが誕生します。

パッと見、マルチ商法っぽいですが、マルチのように運営から買い取った商品を売るというものではなく、あくまで紹介(宣伝)です。

・ モチベーションプログラム(開発中)
ゲームのハイスコアや良い記録に対して仮想通貨ABYSSを受け取ることができます。また、クリエイティブなレビューや動画、ファンアートなどのコンテンツを作ることによりABYSSを獲得できます。

・ ソーシャルアクティビティ(開発中)
ギルドやクランと同じような、シンジケートというグループを作ることができます。シンジケートでは、メンバーのゲーム内順位やトークン残高などにより順位付けが行われ、それにより仮想通貨ABYSSを受け取ることができます。

ABYSSの登録と使い方

ABYSSの登録は簡単です。公式ホームページ右上にある「入会登録」からメールアドレス、パスワード、ニックネームを入力するだけです。

ABYSSにはウェブ版クライアント版があります。公式ホームページのトップには、クライアントをダウンロードできるボタンと、ウェブ版を開くボタンがあります。

基本的にはどちらも同じ機能なのですが、ブラウザゲームではなく、インストールを必要とするゲームをプレイする場合、クライアント版でないと、起動しないかもしれません。(少なくとも私の環境ではそうでした。)

ログインすると、下のように様々なゲームが表示されます。

ABYSSトークンの購入・出金と2FAの設定

ログインした状態で、画面左下を見ると、登録時に入力した自分のニックネームが表示されています。ここからABYSSトークンの購入・出金、そして様々な設定を行うことができます。

まずはABYSSトークンを扱うために必要な2FA設定を行いましょう。2FA設定とは、 2段階認証のことで、現在は「Google Authenticator」を使用するのが主流です。「Profile Setting」から「Enable 2FA…..」を押します。

すると「Google Authenticator」が失われた場合の復帰用コードが表示されます。スマホが壊してしまったときなど、このコードを使用するので、必ずメモしておくようにしましょう。メモしたら「Yes, I’ve saved codes」を押します。

次はQRコードが表示されます。この画面では「メールで送られてくるコード」と「 Google Authenticator のコード」の2つのコードを入力する必要があります。

まずはABYSSに登録したメール宛にコードが送られているので、初めにそのコードを入力しましょう。

次に「Google Authenticator」を起動してQRを読み込みます。アプリを入れていない方は、Appstore、Google Playからダウンロードしましょう。「Google Authenticator」と検索すれば出てきます。

「Google Authenticator」に表示されたコードを入力し、「Activate」を押します。

これで2FA登録が終了し、ABYSSトークンを扱うことができるようになります。

ABYSSの使い方

それでは実際にゲームを購入してみます。

ちょっと気になっていたロボットアクションPvP「Blazing Core」を買います。4.49ドル。ちなみにSteamでは1840円。オトクだね。

支払いはUSドル決済か、ABYSSトークン決済が選べます。ABYSSを使うとさらなる割引となるようですが(驚きの2.25ドル)、私はABYSSを持っていないのでここはUSドルで。

ABYSSのUSドル支払いは、クレジットカードのほか、paypal、ウェブマネー、ドコモ決済、コンビニ決済などが使えるようです。なにげにすごい…。

クレジットカードを使いましたが、特に迷いやすいところはなく、番号を入力するだけです。はい、買えました。

ABYSSトークンでの購入をしたい場合

ゲームの購入にABYSSトークンを使用したい場合は、あらかじめ自分のアカウントにABYSSトークンを入金しておく必要があります。

つまり、あらかじめ仮想通貨の海外取引所で、ABYSSトークンを購入しておく必要があります。

ウインドウ左下の自分の「アカウント名」から、「TOP-UP」を押します。すると金額が表示されるので、入金したい額を選択します。

自分のウォレットから「表示されたアドレス宛」に「表示された額のABYSSトークン」を送金して下さい。海外取引所からの直接送金は避けた方が良いようです。

ちょっと面倒ですが、長い目で見ると安くゲームを購入できます。

購入した「Blazing Core」をプレイ

ABYSSのブラウザ版ではゲームの「PLAY」ボタンを押してもうんともすんともしなかったので、クライアント版でインストールを行います。

ゲームのダウンロード状況はクライアント右下に表示されます。

インストール後はストアの「Play」ボタンか、「アカウント名」→「My games」のゲーム一覧からゲームを起動することができます。

…ちなみに、「Blazing Core」

PvPゲーなのに全然人が居なかったです。
メカ良いデザインなのに…。

仲間も敵も全員bot

リファラルプログラム

現在のリファラルの状況について、ログイン後、ウインドウ左下にある「自分のアカウント名」→「Reffarals」で確認することができます。

自分のリファラルリンクのアドレスや、獲得トークン数、レベル別の人数などを確認することができます。

というわけで、色々どうなるか確認したいので、どなたかこのリファラルを踏んでくれると嬉しいです。

https://www.theabyss.com/invite/gdcyep

まとめ

とにかくリファラルが強力な「The ABYSS」ですが、大きな影響力を持つ人物、youtuberや有名ブロガーが利用すれば、本人たちが大金を稼げるだけでなく、ゲーム会社にとっては効率的に彼らのネットワークを宣伝に利用することができます。

このように 「The ABYSS」 は、ユーザー、開発ともにメリットの大きい仕組みを持つため、今後大きな成長を遂げる…かもしれません。

まだ発売タイトルは少ないものの、Atomic Heartのような期待の新作も既にABYSS上で発売されており、今後の動きに注目です!