ブロックチェーンゲームのアイテムを売買する「OpenSea」の使い方

OpenSeaでは様々なNFT(ノンファンジブルトークン)を取引することができます。ここでブロックチェーンゲームで手に入れたアイテムを売ったり、欲しいアイテムを買ったりしてみましょう。上手く取引すれば、それだけで仮想通貨を稼ぐことができるかもしれません。

OpenSea

現在のところ、世界最大のNFT取引所になります。NFT(ノンファンジブルトークン)とは、ブロックチェーンゲームのキャラやアイテムなど、イーサリアムによってトークン化されたデジタルアセットのことです。

様々なゲームやアプリのNFTが出品されており、レアなものでは百万円を超える額の取引になる場合があります。

登録不要、ウォレットがあればOK

OpenSeaにアカウントの登録は必要ありません。ウォレットがアカウントの代わりとなります。「Metamask」のようなブラウザウォレットをインストールし、ウォレットにログインした状態でOpenSeaを開きましょう。

Metamaskをインストールされていない方は、下のリンクを参考にして下さい。

Metamaskの使い方

2018年11月7日

また、スマートフォンからもOpenSeaにアクセスすることができます。その場合、ウォレットアプリのブラウザ機能を使うので 「Token Pocket」や「Go!wallet」を使うのがオススメです。

下は「Token Pocket」の画像ですが、OpenSeaにアクセスしやすいようにウォレット側でリンクを作ってくれています。「Go!wallet」にも同様のリンクがあります。

ウォレットにログインした状態であれば、ウインドウ右上の「My account」から、自分の所持するアイテムや、取引履歴の確認ができます。また、取引の通知を行うメールアドレスの登録もできます。

ウォレットにログインしていないと「ウォレットにアクセスできないよ」のメッセージが出てしまいます。Metamaskマークの下にある「Unlock your wallet」ボタンを押してウォレットにログインしましょう。

OpenSeaの購入方法

それではNFTを買ってみましょう。OpenSeaを開き「Explore the Sea」ボタンを押します。

ウインドウ左側にはゲームタイトルなどのカテゴリーが取引高順に並んでいます。ここから欲しいアイテムのタイトルを選びます。

試しに「My Crypto Heroes」を選択すると、 多くのヒーローが表示されます。

大量に表示されますが、実際に売られているのはアイテムの絵の下に値段が付いているものだけです。

買い手が購入金額を提示してオファーをすることもできます。オファー金額は売値の下に表示されます。

アイテムの検索方法

それぞれ以下のような検索ができます。
 ① アイテムカテゴリーによる検索(レア、レジェンダリーなど)
 ② アイテム名による検索
 ③ 価格や掲載時期による検索

例えば、マイクリの安いエピックヒーローを探す場合は、①でエピックのカテゴリーを選び、③で「Lowest Price」を選んで最安値を表示する、といった感じで検索します。

実際に買ってみる

それでは試しにマイクリの「エリートゴブレット」を買ってみます。

「BUY NOW」は掲載されている価格を支払い、すぐに購入します。「MAKE OFFER」は自分の買いたいと思う額を相手に提示することができます。

相手に金額を提示するオファーでは、ETHをWETHというものにする必要があります。WETHはいつでもETHに戻すことができ、「My account」から「W-ETH station」を選択すると変換機能を使うことができます。

ここでは「BUY NOW」ですぐに購入します。ボタンを押すと、「Metamask」が起動するので、金額、ガス代を確認し、「確認」ボタンを押します。

トランザクションの終了までしばらく待ちます。

トランザクション終了後、しばらくするとマイクリのインベントリ内にある「Ethereum Network」内に届きます。

マイクリの場合は、さらにアイテムを「Crypto world」に転送することでゲーム内での使用が可能になります。

OpenSeaの売り方

流れ的にマイクリでなくて申し訳ありませんが、 先日、CSCのガチャでレアなモジュールを手に入れたので、それを売ってみます。

「My account」から「My Items」で自分の持つアイテムを表示します。

自分の持つアイテムから売りたいものを選択すると下のような画面になります。ここで「SELL」のボタンを押しましょう。

CSCのスキャナーモジュール、Techレベルが3なので結構レア

価格設定の画面に移動します。

ここでは、まず「売り手が価格を提示する方式」か「買い手が価格を釣り上げていくオークション方式」のどちらかを選ぶことができます。

とりあえずここでは、無難な「価格提示方式」を選択します。

「売値」では実際に売りたい額を決定します。デフォルトでは、そのジャンルのアイテムの平均取引価格が入力されています。

「最終価格と掲載期間」では、最終価格を決定した上で、掲載期間を定め、時間経過と共に売値が最終価格へと減少していくようにすることができます。

「プレイバシーモード」では、売り手からウォレットアドレスを指定し、その人だけしか買うことができないように設定することができます。

今回は開始価格2ETH、終了価格を1ETHにして1か月間の掲載期間としました。「POST YOUR LISTING」のボタンを押します。

初めてアイテムを売る場合、アカウント認証のためにトランザクションを発生させる必要があります。

待っていると「Metamask」が立ち上がり、0ETHを送金するウインドウが出てくるので「確認」を押します。0ETHなので送金は行いませんが、処理を行うためにガス代として少額のETH支払いが発生します。このトランザクションの終了にはある程度時間がかかります。

トランザクションが終了すると、今度は署名を求められます。「署名」を押すことにより、アイテムが掲載されます。

まとめ

ゲームだけでなく、アートや、特定のアクセスを可能とする鍵としての用途など、様々なNFTが今後出てくると思われ、急速にマーケットは拡大していくと考えられています。

値段やアイテムの種類など、見ているだけでも楽しいので、ぜひ利用してみて下さい。