「Decentraland」観光案内【2019年9月アーリーアクセス版】

ブロックチェーンによるVR世界の構築を目指すDecentraland。

今回、アーリーアクセスのお知らせが来たのでDecentraland内を色々と観光してみました。

Decentralandの世界へ

Decantralandについてのイベントやアップデートの情報はDCL Plazaというサイトが非常に充実しています。サイト内にはインタラクティブマップという、クリックするだけでDecentraland内の様々な場所に移動することができるマップがあります。

コンテンツのある場所がわかりやすく表示されており、今回はこれをもとに色々とまわってみました。

Decentralandの入口「Genesis plaza」

緑色が「Genesis Plaza」

「Genesis plaza」はDecentralandログイン後、自分のアバターが初めにスポーンする場所になります。

MAPを見るとわかりますが、「Genesis plaza」はDecentralandの象徴的な存在で、中心部に1つ、それぞれ東西南北に4つ、さらにその間に4つ…と、合計9つ存在しています。(他にもすごく小さいgenesis plazaが南に2つあったり。)

これらの「Genesis plaza」はDecentraland運営が各々のシーンを作っています。

North Plaza

北にあるGenesis plazaです。ここは古代遺跡をイメージした場所になっています。

East Plaza

東にあるGenesis plazaです。 西洋の城・ファンタジー世界のイメージです。なんか怒っているドラゴンが居ます。

その他のPlaza

その他のPlazaはまだ開発中のためか、全て日本+中国をイメージした場所となっています。落ち着く!

様々なDistrict

Districtとは地区のことで、広大な土地を利用して各々のプロジェクトを進めている場所になります。

いくつかの地区には既に建物が建てられており、その中でも観光できそうな場所をご紹介します。

Museum

Decentralandの美術館になります。平面の絵だけでなく、立体で動きのある芸術を様々な角度から鑑賞することができます。

CryptoVally

仮想通貨には様々なプロジェクトがありますが、そうしたプロジェクトを紹介し、コミュニティを作るための地区です。中心にはコンベンションセンターがあります。

YoGaセンター

自然な感じのテクスチャが貼られたヨガのための施設になります。まだ人の姿はありませんが、ここでインストラクターからヨガの授業を受けられるのでしょうか? VRでヨガ。楽しそうです。

VRSモール

Decentraland内のショッピングモールです。アメリカの中規模モール感が良く出ていて妙にリアル。内部のテナントを借りて商売をしたり、敷地内の様々な看板に広告を出したりできるようです。ブロックチェーンゲームでも有名なanimoca brandsの広告が既にありました。(本当に契約してるのかは不明)

Fashion Street

高級ブランド街を意識して作られており、Decentralandのファッション最先端となりそうな広大な地区です。

注目のスポット!

ここからはDistrictほど広大ではありませんが、面白い観光スポットをご紹介します。

Battle Racers

Battle RacersはDecentraland内で遊べるミニ四駆のようなゲームです。6月に行われたプレセールでは597ETHという売上を叩き出しました。

レーシングカーのような建物の中で、実際に遊ぶことができます。

レース場中央にあるミサイルボタンで攻撃、イナズマボタンでブースターが使用できる

1つの建物として見ると「面白い形の建物だし、中ではミニゲームができてスゴイね!」といった感想なのですが 、これを600ETHの売り上げがあった1つのゲームとして見ると……微妙なクオリティです…。基本操作がブーストと攻撃しかありませんし。

こ、今後に期待です…。

Archery

よくDecentralandの記事に出てくるアーチェリーです。柵内のイノシシやウサギを狙い撃ちます。まだプレイすることはできませんでしたがMANAを払って矢を買うようです。

Chipassic Park

ついつい最後までプレイしてしまったイチオシゲーム「チパシックパーク」です。謎の生き物がいるプールの温度を上手く操作し、低温下で生きる個体と高温下で生きる個体を作り出します。寒さに強い毛の生えた個体のキモさは必見。

Planet VR

こちらはPlanetVRというプロジェクトが手掛けるモデルルームになります。PlanetVRはDecentralandのポリゴンモデル販売を行っており、実際に外観や内観を見てサイトから購入することができます。

このモデルルームは1区画分の土地に建てられているため、私のような庶民でも低予算でオシャレな家を持つという夢を叶えてくれそうです。

NFT Crypto Newsタワー

NFTを飾ったタワーです。NFTアートで個人的に注目のJosieさんのアートもありました。マイクリやクリスぺはなかった…。

Mystic Castle

足を踏み入れるとストーリーが表示され、進んでいくうちに何もないただの丘に不思議な城が現れます。いつの間にか物語の中に引き込まれるという、Decentralandの可能性を感じさせてくれる場所です。

Celestia Land

太陽系をモデルとした巨大な模型です。敷地内に立ち入るとパネルが表示され、各惑星の情報を学ぶことができます。Decentralandでは、こうした教育を目的とする施設も建てられる予定です。

アーリーアクセスについて

Decentraland観光はいかがでしたでしょうか?

是非みなさんにも体験して頂きたいのでアーリーアクセス参加方法を書きます。

参加にはまず自分の分身となるアバターを作成しなければなりません。

アバターの作成は下のページからできます。

https://avatars.decentraland.org/home

作成には100MANA(Decentralandの仮想通貨で、100MANAは300円くらい)が必要となるため、イーサリアムをKyberSwapなどを使ってMANAにしましょう。

ただしアバターを作成すればすぐアクセスできるようになるわけではなく、参加待ちリストの中から順次開放ということなので、連絡が来るまで待たなければなりません。

Decentralandの現状

色々紹介しましたが、現在のDecentralandはまだまだ開発中で、ユーザーによるコンテンツもそれほど多くはありません。

割と荒野が広がっています。

広がる荒野

ですが開発は確実に前進しています。この半年の間にも、プログラムの知識が無くてもシーンを作れるビルダーの公開や、アバターなどが実装され、現在も9月16日~9月30日の日程で面白いシーンを作るコンテスト「Decentraland Game Jam」が開催されています。