日本初のブロックチェーンTCG「クリプトスペルズ」が、4月11日~4月13日のスケジュールでオープンβテストを行います。イベントやプレゼントのお知らせもあるので、この機会に是非参加してみましょう。
目次
クリプトスペルズについて

クリプトスペルズはCryptoGamesが手掛ける日本初のブロックチェーンTCGになります。
2018年10月にプレセールを行ったのですが、その時は様々な意見・指摘に晒され「炎上」し、プレセールの中断・お詫び…と、ユーザーから愛想を尽かされたように思われました。
しかし最近になり再び活発に情報を発信し始め、ブロックチェーンゲーム界隈では、復活について割と肯定的に受け止められているようでした。
これはMediumでの「プレセールはバトル機能の実装後行う」といった約束や、 CryptoGamesの代表である小澤孝太氏のこまめな情報発信が功を奏したように思います。
そしてついに4月11日からオープンβが開始されます。
バトルシステム
バトルシステムはいわゆるハースストーンやシャドウバースと同じオーソドックスなタイプになります。
注目すべきは各リーダーの持つ「クリプトスペル」という選択式の手札があるところでしょうか。

相手のリーダーを確認した上で、自分のリーダーが持つ2つの手札のうち、1つを選び、初手の手札にすることができます。
デッキの編成は以下のようなルールがあります。
- デッキ枚数:30枚
- 同カード制限:2枚
- レジェンド(リミテッド含)制限:1デッキ1枚
エコシステム

ブロックチェーンゲームで肝心な要素となるエコシステムですが、その概要が発表されています。
- 「ショップ」「取引所」ではゲーム内通貨SPL(1ETH=10000SPL)によりカードの取引を行うことができる。
- 「バトル」ではプレイにより採掘チケットをもらえ、カードの採掘をすることができる。
- 「フォーラム」「ギルド」などの各コミュニティでは、参加により報酬を受け取ることができる。
ショップでのカード販売は14日間行われ、マイクリプトヒーローズと同じ在庫連動型ダッチオークション方式で行われます。
カードについて
カードは赤、青、緑、白、黒の5種類の文明のカードと、中立カードに分かれています。文明カードは自分のリーダーと同じ文明のカードしかデッキに入れることができず、中立カードはどの文明のリーダーでもデッキに入れることができます。
レアリティは以下のように分かれています。
リミテッドレジェンド
発行上限枚数 :9枚
デッキ制限枚数:1デッキ全体でレジェンド(リミテッド含)1枚制限
ユーザー間取引:可能
レジェンド
発行上限枚数 :99枚
デッキ制限枚数:1デッキ全体でレジェンド(リミテッド含)1枚制限
ユーザー間取引:可能
ゴールド
発行上限枚数 :999枚
デッキ制限枚数:なし
ユーザー間取引:可能
シルバー
発行上限枚数 :9999枚
デッキ制限枚数:なし
ユーザー間取引:可能
ブロンズ
発行上限枚数 :なし
デッキ制限枚数:なし
ユーザー間取引:不可。取引所にてSPLに売却可能
シルバー以上のレアリティは取引可能であり、注目したいところです。
採掘について
バトルによりプレイヤーレベルが1上昇するごとに「採掘チケット」がもらえ、「採掘チケット」を使うことによりカードを採掘することができます。
この採掘によって手に入るカードはショップで手に入れることができません。
今のところ、採掘で手に入るカードは以下のような設定が考えられているようです。
採掘 ver1.0 排出情報
・ブロンズカード40種類
・シルバーカード10種類
ゴールド以上の希少性のあるカードは排出されないのかな?
FoWとの提携

最近になり、クリプトスペルズは「Force of Will」との提携を発表しました。
FoWはトーディングゲームで全米第4位の売上実績を誇り、既にクリプトスペルズの公式twitterはFoWのカード絵柄を使用しています。

FoWには数多くの拡張パックが存在し、この提携によってクリプトスペルズは存分に魅力的なカード図柄を使用できることになります。
FoWについて調べるにあたり、FoWの会社代表である宍戸氏の記事を見つけました。
https://episoze.jp/articles/42/forceofwill
宍戸氏は日本で今一つであったFoWを海外で飛躍・復活させています。
「炎上王子」と揶揄されたクリプトスペルズの会社代表である小澤氏も、宍戸氏のように復活を遂げて欲しいものです。
オープンβテストとイベント
4月11日~13日の日程でオープンβテストが実施されます。それに伴い、イベントやプレゼントがあります。
1.オープンβ参加記念ブロンズカードプレゼント
テストでもらえる初期カードや採掘チケットはテスト後にリセットされてしまいますが、ブロンズカードを記念にもらえるようです。
2.鬼を倒すと0.3ETHプレゼント
βテスト期間中、鬼として小澤氏やプロゲーマーkonekoさんが出没し、彼らを倒すことで0.3ETHプレゼントとなるようです。
ただし、鬼はレジェンドカードを使用してきます。レジェンドの強さを存分に見せつけてくれるのでしょうか!?
まとめ
一時は炎上によりプレセール中断となったクリプトスペルズですが、ここにきて復活を遂げつつあります。
代表の小澤氏の発言を追っていくと、マイクリプトヒーローズから様々な良い影響を受けたことについて言及しており、実際にその影響がクリプトスペルズのエコシステムやショップ販売方法などから見受けられます。
マイクリという師を得たことで、完成度の高いエコシステムを見せてくれそうです。
…とはいえ、初期のマイクリはブロックチェーンゲーマーに対象を絞りプレセールを行ってきました。対してクリプトスペルズは既に多くのTCG勢から注目を集めており……あと2回は避けられない炎上をする気がしますw